Q: サケの白子エキスとありますが、このサケの遺伝子??で人体にとってどのような栄養となるのですか?

A: とても多いご質問です(笑) サケの白子エキスには私たちが通常の食事で経口摂取できる想像以上もの核酸が含まれていることが分っています。ここでいう核酸とは人の遺伝子の材料とお考えください。  肝臓でのデノボ合成の他に、もうひとつ核酸の合成方法があります。それは食品に含まれる核酸を体内の消化器管で分解し、その材料をもとに体内の各細胞で自分用の核酸を再合成するサルベージ合成というものです。  この合成は、10段階以上にも及ぶ複雑な行程経路を経て、しかも大量のエネルギーと時間を要するデノボ合成よりも肝臓の負担が少ないとされています。サケの遺伝子を摂取してもサケにならない(他の食物も同様)のはまさにこの核酸の再合成をしている訳です。

Q: 2つの核酸の再合成について詳しく説明して欲しいのですが?

A:私達の体内では常に核酸を一定量に保つ働き(ヌクレオチドプールという)があります。この容量が決まっている中で外からの材料を使う核酸の合成が、サルベージ合成で、肝臓や腎臓の一部で時間とエネルギーを使って生み出しているのがデノボ合成です。片方の割合が多ければ片方が少なくてすむといったシーソーのような関係を例えると想像して頂きやすいと思われます。

Q:核酸のサルベージ合成の良い点は何ですか?

A:肝臓での核酸のデノボ合成は10段階以上にも及ぶ複雑な行程経路を経て、しかも大量のエネルギーと時間を要すると言われています。核酸のサルベージ合成は食品に含まれる核酸を体内の消化器管で分解し、その材料をもとに体内の各細胞で自分用の核酸を再合成すると言われているものなので、さまざまな物質を化学的に作り変える役割やストレスや環境からも影響を受けていると考えられる肝臓の仕事量を軽減し、且つ十分な核酸を得るためには、もっともシンプルな核酸の合成方法であると思われます。